「フォードvsフェラーリ」熱き男達の挑戦の物語

私が生まれた頃の1960年代後半にル・マン24時間レースで連勝中のフェラーリを打ち負かしたフォードの物語が映画になりました。

昨今の映画は歴史上本当にあった物語を最新の映像再現技術であたかもその時代に目撃したかのように見れるのは嬉しい限りでございます。ボヘミアン・ラプソディーも良かったけど、ニキ・ラウダとジェームス・ハントを描いた「RUSH」も良くできた作品でした。

この作品はマット・デイモンが“コブラ”キャロル・シェルビーを演じ、助演にクリスチャン・ベイル。ベイルはディック・チェイニー元米国副大統領を題材にした、「バイス」でも好演してました。

冒頭から最後まで息つく暇もない緊張感とスピード感。アメリカンマッスルカーでぶっ飛ばし、男同士が汗と油と殴り合い。牛飼いしながら週末はサンデーレースに参戦し、まさにカウボーイそのまんまのキャロル・シェルビーってこういう生き方最高じゃないですか。アメ車ってあんまし興味なかったのに、これ見てから何故かググっちゃうんてすよ。なにせカッコよす。パワフルなV8OHVがドリュリュリュリュ…って加速してくの男心くすぐります。

フェラーリがフィアット傘下になる経緯とか、それまでル・マンに出場経験の無いフォードを奮い立たせた経緯、キャロル・シェルビー率いるフォードGT40が1,2,3フィニッシュするまでの数々の失敗が描かれています。キャロル・シェルビーとケン・マイルズいう伝説の車好きのオッサン連中がアメリカの威信を懸けて作り込んだチームとマシンが最後までトラブル無く誰よりも先にチェッカーフラッグ目指してゴールするのを応援してしまう。ある意味“ボヘミアン・ラプソディー”の最後の20分を回想する。しかし人の儚さを感じる結末もしっかり見届けてほしい。

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